2020年10月29日 投与開始

肺腺癌患者のブログです。

入院後の採血や心電図の結果も問題なく,投与開始することに決定した。

治験のためか,昨日からたくさんの方がご挨拶に来られた。

そして,朝から治験コーディネーターの方が2人,薬を入れる前の準備にも3人の看護師さん。朝からめまぐるしい。

今回の薬は,内服がタグリッソの類似薬ということで分子標的薬。

点滴が抗体薬。最初なのでゆっくり落とすと言うことで,薬投与前のアレルギー予防の薬が1時間,抗体薬が4時間半。トータルで5時間半の点滴らしい。

治験なので,点滴の前・中・後と3回も採血(゚д゚)!

ちょっと面倒かも…

始めにアレルギー予防のためのデキサート,ポララミンの後生食液を流し,錠剤の治験薬を内服。

その後、抗体薬の投与開始。11:30

治験というのはこんなに大変か驚いたのが,時間や手順の正確さ。看護師さんも3人体制でコーディネーターの言われる時間に手分けしてバイタルを取ったり,点滴の調整をしたりと緊張の連続!

してもらっているこちらまで緊張した。

抗体薬の投与が始まって1時間後,落ち着いたので看護師さんたちが引き上げた。

アレルギー予防のお薬で眠くなり横になってうとうとしていると,呼吸が苦しくなってきた。咳も出てきた。モニターを見ると酸素濃度が90くらいに落ちている。ぜんそくの発作だ!やばい!

ナースコールをして知らせると,そこからはバタバタ…

酸素マスクをして,ステロイドの注射,先生も来てくださり対処してくださった。

しんどい!と思いながら気になっていたのは治験が打ちきりになること。

ステロイド剤が効いてきて徐々に呼吸が楽になってきた。酸素マスクから鼻に通すだけのものに交換して様子を見る。

少し治まって酸素を外し,10分ほどで抗体薬投与再開。

始めは50ml/1hだったが,25ml/1hに減らし様子を見ながら増やしていく。

治験コーディネーターさん達や看護師さんたちが心配してくださる中,その後は順調に進んだ。

終了予定が大幅に伸びて18:20終了!

先生の説明では,アレルギーは最初に起こりやすいので,1回の投与量を2日に分けて点滴してるそうだ。アレルギーが起きてもその後大丈夫だったので,明日も通常通りで特にアレルギー対策を追加せずにするとのこと。ちょっと不安。

でも1日目の投与が無事に出来て良かった。

治験コーディネーターの方も終わるまで待ってくださって本当に喜んでくださった。ありがとうございます。

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